あずけて!時間銀行 時間とは生命である

そんなわけで、あずけて!時間旅行。スニーカー文庫からの発売です。

ある事件をきっかけに、自分の残りの人生の時間すべてをつかってしまった主人公が、残った時間と時間銀行から借りた時間を返していくために、アルバイトする話です。


この物語の中では、現実の銀行のように、「時間」を取り扱っている精霊たちが経営している銀行がいくつか存在していて、人間の記憶の中のせかい「ハニカム=リメンバランス」に入ってその人が何度も思い出し、時間を積み重ねている思い出から時間の結晶をもらっていくことによって時間を増やしています、まぁ預金とかも普通にあるそうですが、主人公はそんなにちまちまやってられない事情も合わさりいろいろな感情をもった人間の記憶世界にはいっていくわけです。


作品の設定がとても斬新で、かつ吸い込まれるような文章表現、なんといっても絵のかわいらしさも相まってすいすい読んでいける小説です。


興味を持った人は、ぜひ呼んでみてください〜、あずけて!時間銀行でした〜〜。

あずけて! 時間銀行  ご利用は計画的に (角川スニーカー文庫)

あずけて! 時間銀行 ご利用は計画的に (角川スニーカー文庫)